手術的治療の主役は、TURP（経尿道的前立腺切除術）です。
術式としては古いのですが、依然Gold standardです。
最近、首都圏では日帰り手術が行われているようですが、
手術後の出血や尿閉のリスクもあり、術後5ー7日間の入院で
管理している施設が大半です。（入院期間は10日間以内）
レーザーを利用した蒸散法（LAP：Laser Ablation of the
Prostate）による手術、高温度治療がありますが、即効性や
再発リスクといった点で確実性に欠け、お勧めしていません。
とくに後者は低侵襲という利点はありますが、治療効果の点で
ガイドラインでも推奨はしていません。
いろんな理由から手術ができない場合には、尿道ステント留置
という方法もあります。尿道の刺激、出血、感染などの不都合な
点があります。
これらに対し、ここ数年で脚光を浴びてきた術式
HoLEPとTUEBは注目されています。
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