行動療法、薬物療法が無効な場合手術的治療と
なりますが、その評価のために膀胱造影、尿流量
測定などを行います。
＜膀胱造影＞
膀胱に200mL程度の造影剤を注入し、膀胱の形態と
位置異常の評価を行うものです。女性腹圧性尿失禁では
立位、安静時および努責時の正面像で膀胱頸部の下垂
(尿道過可動)と膀胱頸部の開大(内因性括約筋不全)の
鑑別に役立ちます。
さらに、女子尿道を描出するために尿道内に細い
金属製鎖を留置することにより、側面像で尿道と膀胱の
位置関係についての情報が得られます。
↑正常は90°ですが、
尿道過可動があると鈍角になります。
排尿時の膀胱の形態や膀胱瘤の合併を見るために排尿時
の撮影（排尿時膀胱尿道造影）を行う場合もあります。
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